転職成功者の中で、もっとも割合が高いのは20代となっています。
しかし昔に比べると、転職者の平均年齢は上がってきています。その背景には、グローバル化や新規事業立ち上げなどで、業務改革を求める企業が豊富なキャリアや汎用的なビジネススキルを持つ人材を、即戦力として採用したいという思惑をもっていることが挙げられるでしょう。
また、年齢を重ねるとともに、マネジメント経験が求められる傾向にもあります。というのも、30代40代で総合職として企業の中核を担っていく上で欠かせない力だからです。 その一方で、やはり若いほど選択肢が広がるということも事実です。20代に関しては、スキルや経験よりもポテンシャルを重視し、入社後の教育、育成を前提として積極的に若年層を採用する企業が多いのも現状です。
特に、未経験の業種への転職は早ければ早いほど良いでしょう。 未経験の場合、IT系やプログラマーへの転職は早い方が得策です。なぜなら、自分より若くてIT系の専門学校や学科を出た新卒逹との戦いになり、これまでの社会経験が通じない可能性があるからです。
また、飲食業も若手が多数入ってくる業種で、料理未経験ならば早めに経験を積むのが理想でしょう。飲食業のスキルは、少々種類が変わっても応用できるものがあるので、一度身につければ強みになります。
転職する際に年齢や経験があまり関係ない職種としては、介護職などが挙げられます。加速する高齢化で介護業界では人手不足となっていて、40代50代でも正社員として転職に成功している人も多くいるようです。